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歌詞

春はあまい


2/4(月)

風の匂いをかいだ瞬間、空気が変わったことに気がついた。身体の底、細胞から歓声が聞こえ、心は浮足立って、とにかくわくわくしている。何か新しいことがはじまる。

 

薬局で処方箋を貰う際に、私の爪の内出血に気がついて、わざわざアドヴァイスをくれたことは素直に嬉しかった。

 

子供の声をうるさいと思った一方で、その笑顔を見たら途端に「よし」と思えた。なんだかきらきらした具合の瞳と表情、それから私が後追う形で心中思った「何でそんな声をあげるの?(それは可笑しそうな叫び声をあげた)」の問いを彼に投げかけながら、一生懸命に彼の乗る乳母車を押す母親の姿にいいなと感じた。

 私を抑えていた鎖が完全に千切れた。柵は開いている。自由の風。どっからでも、幸福よ、おいで。

その前に裸足で立っていた彼は、やっぱり彼だった。ということは私の相手はやはり、貴方なの。それがとっても嬉しい。

 

 

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トマトの天使とゴースト

 

イヴ・サンローラン

シャーロック1

(マイブルーベリーナイツ)

駆け込み女と駆け出し男がお気に入り

 

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