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歌詞

murmur

愛しているは

死にたいの対義語で

憎しみは

生きたいのエネルギー

 

怒りは好きと限りなく背中あわせの感情で

可愛いは裏切りと同列の類

夢は現実のあわせ鏡で

移ろう世界はあなたそのもの

 

鯨の吠える声に

驚いた雌鶏がしたたかに顎を打つ

縺れた足はそのまま

泥水を散らし

泥濘の中へ沈んでいった

 

さよならは悲しみを湛え

それゆえ

さびしく清らかに光り映す

 

愛しているは

さようならの同意語と思っていた

だからわたしは絶対に

口にすることをしなかった

そんな美しい音

 

あなたに降る雨は

いつでもあたたかいもので

それなのに

どうして、そんなにも

ひとりに写るのでしょう

 

星が綺麗なのは

死んでも残るほど

強い意志のもと

光輝いているから 

 

結ぶ星座はいつか

離れ離れになったとしても

その糸は切れることはない

響く歌の音を紡ぐ限り

永遠にその絆を繋げ続けるでしょう

 

今を生きる

あなたの音を教えて

もしもそこから私が見えるのなら

私にどんな音をつけてくれる

 

その唇に愛してるが乗るとき

一体どんな色に光輝く

それはきっと、とても

 

愛しているは

幸せを願う祈りの言葉

さようならは

また明日を願う希望の言葉